いつもと同じお正月、というわけにはいかないのだ。 自分にとって、近い範囲で大きくコトが動いているのが手にとってわかる。 恐る恐るそのコアを覗くけど、とてもそんなん許容できるわけないし、結果的にただ覗くフリするだけ。 コワイヨーって叫んでピヨピヨ甘えてるだけ。 とかなんとか言ってもしょうがない。 ところで本当のとこ、ぼくは止まっているのだろうか、周りは動いてるのだろうか。

論文やらを書かなくてはいけないという事実、手をキーボードに慣らす為にこうやってリハビリがてら、はてなだ。 何もぼくは変わらない。ひどいもんだね。 去年は1月と9月しかここでの更新(生存確認)すらしていない。 なんども新しいところで活発な活動を再開させようと考えてはいるのだけど、そんなんすぐに行動に移せるわけないのが自分だっての知ってるわけ。ダメダメー。 こうやってフラストレーションを文字に起こす作業もあながち悪くない。  そんな風にうだつの上がらない様をひけらかすのは多分一生かわらない。

2008年もたくさん音楽にまみれてた。吸収できたかはわかんないけど。でも正直なところあまり記憶が無い。 自分一人VS無限なわけだからムリもない。 これだからやっぱ覚書しないとだめだな。 日々の定着作業はきっとムダではない、自分の為になる。 あと去年はこれまで以上に活字とマンガに漬かりだしたからそれもあって、もう脳内はいらない情報で溢れてしまっているわけですよ。 とりあえず今の段階で覚えてる2008年の良かった奴を羅列。

渚にてよすが
やっぱり唄ってのは強いんですね。今年は素晴らしい唄がいっぱいあったけれどこれはもう、問答無用。
LETTER 『レター』
LABCLYの三沢さんのバンド。 これもまた唄が素敵だという証明。 こんな音楽が傍にあるというのは幸せなことだと思います。
曽我部恵一BAND 『キラキラ!』
あまりの若返りっぷりに試聴機で爆笑。 恥ずかしげもなくロックンロール!って言いたくなる、てか言う。
DEEPSLAUTER/SHIFT/TIALA 『more huge tiny』
3者3様のスプリット。 ひたすらかっこいい音デカイ。 バンドやるうえでの指針になりかねん、と思いました。
Vampire Weekend 『Vampire Weekend』
夏前にPV見てふとひっかかった。今年ここまで引っかかったのは彼らだけだったかも。 やたらコミカルで大好きです。
NO AGE 『Nouns』
正直何がすごいかわかんないけど、でもよく聴いた。ライブも全っ然かっこよくなくてすごくよかった。 いや皮肉とかじゃなくて。
AIDS WOLF 『City of Glass』
強烈。 アートな感じのノイズだらけバンド。 とりあえずカオスすぎてよくわかんないけど、これも意外とよく聴いてた。
54-71 『I'm not fine, thank you. and you?』
何回聴いてもスネアの音にドキドキゾクゾクする。大復活。


てか今思いつくのがこれだけとかじゃなくて、壊滅的なまでに新譜を聴かなく(買わなく)なっていることをようやく思い知った。これはひどい。 聴こうと思っててそれが先延ばしになる傾向がここ数年あるらしくて、「このアルバムよかったなぁ」と思って裏ジャケみるとデーンと「2007」って書いてあるのばっか。 つまり2008年は2007年の音楽を聴いて生きていたようです。 どうりで雑誌見ても年間ベストの半分以上が名前も知らないバンドなわけだ。 周回遅れですよ。 たぶん今年もそうなるでしょうね。