outside yoshino、向井アコエレ小谷美紗子の弾き語りまみれの新宿ロフト
小谷さんのソロ演奏を見るのは初めてだったが、素直に感動してしまった。ピアノ弾き語りっていい。惹きつけられる声を持つ人の演奏は、素朴なのにドキドキする。“明日からではなく”という曲があるんだけど、この曲は昔から何かひっかかる曲。何回も繰り返し聴くくらい好き、とかじゃなくて。んで、今回この曲を演奏されたときに泣きそうになった自分がいたわけで。それでなんとなくわかったのは、普遍の事柄ってなんでこんなにも力強いんだろう、ってこと。歌詞は恐らく多くの人にとってありきたりなことの羅列だけど、それを踏まえての最後の4行があまりにも素晴らしい。もちろん曲も。なんにせよ良い曲。身に染みた。  (明日からではなく 歌詞付)
 あとは復帰後初めて見る吉野氏、元気そうですが、文字通り身を削る絶唱絶演を見てるとなんだか怖くなってしまった。生きることに執着し続ける唄が多数を占めてた。この人はこれからどうなるんだろう。ゾゾゾ。とか思ってると最後に“孤立無援の花”。もしかしたら、バンドでやるより今の方が意味があるのかもしれない。すごいよかった。 向井は向井で、今まで見た感じとは違って、なんかナンバガの曲やりまくりで(タトゥーとかガール17とか)ほんとどうしようかと思った。いつもこうなんだろか。と、家にて検索すると、なるほどいつもこうなんか、と。なんか変なテンションに。
 それとロフトのステージにピアノがデーンとある姿はなんとも面白かった。