大切はすぐにグシャリとなってしまう。 泣いたりだって平気でできるようになってしまって、ぼくはとても虚しくてさびしくて、悶絶と静寂を繰り返したくなる。 秋はそういう季節だったんでしょうか。 ビール片手だが、憂鬱だ。 憂鬱が群をなしてぼくのところへ向かってくる。 ゴゴゴゴゴとものすごい爆音を立てて、かつ静かに向かってくる。 恐ろしい。 戦う術がないので、とりあえず見ているだけなのだ。 逃げるわけにはいかないので生きようとかそういう気休めの言葉でまくし立てる。 発狂とかそういう言葉にはどことなくかっこよさを秘めているので、そういう言葉を使うのは苦手なので、ここでは発狂ではなく暴走という言葉を使おうと思う。 暴走したって向かうところがなかったら虚しいだけ。 暴走して壁へグシャリと行くのは最高に素晴らしい。 ただ、やっぱりこう悲しい気持ちがモクモクと大きくなると、どうにも、部屋からでるのが難しい。 とにかく憂鬱だ。


ただ、CDTVクロマニヨンズの映像に救われた。 ヒロトはヒーロー以外のなにものでもない。 最強。