1曲目。 キックの4つ打ちに導かれるようなサビに至るまでの得たいのしれないデッカイ何か、それがますます大きく開くコーラス、大爆発とかじゃなくて開花。 プライマルがしばらくぶりにバカになった。 ハッピー。 最高。 こういうバカ(ロックンロール)が出来る人にぼくはいつだってシビれてきたんですよ。 ビキビキ唸りを上げる電子音もなければケヴィン・シールズのノイズ・ギターもない。 ロックンロール、それだけ。 プライマルはもう落ち目だとかいうやつはもう知らん。 あの歳でまたアホアホロックンロールを始めた彼らはもう無敵なんですよ、ええ。その事実だけで、なんだか泣けてきたりさえもする。 ボビーが元気すぎてまた笑える。 すごいエネルギー。 “SUCIDE SALLY & JOHNNY GUITER”なんてタイトルを恥ずかしげも無く使う、これは素晴らしいことだと思います。 少なくともぼくにとって今足りないものの一つを補ってくれる存在がプライマルなんです。 ストーンズにだってイギーになってなれないヘロヘロな人間が音楽、一人だけで部屋にて繰り広げられるはずのショーがこんな高らかに鳴らされてること自体、素晴らしいじゃないか。

Riot City Blues

Riot City Blues

“Little Death” “Sometimes I Feel So Lonely”といったやわらかいスローな曲、新しいとこがないと言ったらそれまでだけど、素敵です。